連日現場検証が行われた山田喜保子さん宅。警察官の警戒も続く＝８日午後、愛知県蟹江町
愛知県蟹江町の会社員山田喜保子さん（５７）方で親子３人が殺傷された事件で、現場から３人の被害者とは異なる型のＤＮＡが検出されたことが１５日、分かった。捜査幹部が明らかにした。蟹江署捜査本部は犯人の特定につながる重要な手掛かりとみて詳しい鑑定を進める。
捜査本部によると、現場には大量の血液のほか、遺留品とみられる上着や犯人が手を付けた可能性のある食事の跡があった。血痕や毛髪などを採取、鑑定した結果、殺傷された喜保子さんと次男、雅樹さん（２６）ら３人のほか、別居している長男と四男の型とも異なるＤＮＡが検出された。
また、現場から手袋痕が見つかったことも判明。捜査本部は犯人が指紋を残さないように手袋をしていた可能性が高いとみている。
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