毎日新聞 2009年5月6日 東京朝刊
愛知県蟹江町の一家３人殺傷事件で、母親の山田喜保子（きほこ）さん（５７）殺害の凶器とみられる鉄製スパナが現場の住宅の和室内で見つかっていたことが分かった。捜査幹部が明らかにした。喜保子さんの死因は頭を執拗（しつよう）に殴られたことによる脳障害と判明しているが、スパナは血をぬぐってあったという。さらに、喜保子さんが可愛がっていた飼い猫も屋内で殺されて見つかり、県警蟹江署特別捜査本部は犯人が一家に強い恨みを持っていた可能性もあるとみている。
特捜本部によると、スパナは喜保子さんの遺体が押し入れから見つかった１階和室内で発見された。【福島祥】
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