毎日新聞 2009年5月16日 2時13分
公開された犯人が被害者宅に遺留したと思われる衣類。一部に穴があいていた=愛知県蟹江町の蟹江署で2009年5月15日午後7時16分、竹内幹撮影
愛知県蟹江町の一家3人殺傷事件で、県警蟹江署特別捜査本部は15日、現場の会社員、山田喜保子(きほこ)さん(57)宅に残されていたフード付きパーカを公開した。特捜本部は犯人の遺留品とみて情報提供を呼びかけている。
特捜本部によると、パーカは灰色で男性用LLサイズ。名古屋市中村区の会社が中国の工場で製造し、03年末~04年初め、全国の大型量販店で約1万1000枚販売。このうち同色の同じサイズは約450枚だった。
パーカは玄関付近にぬれた状態でたたんであった。汚れやにおいがひどく、長期間洗っていないとみられ、一部に穴があった。三男勲さん(25)らが「見覚えがない」と話したことから、犯人のものと判断した。
特捜本部は15日、情報提供を呼びかけるフリーダイヤル(0120・011・076)を設置した。【福島祥】
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